スキンケア成分として注目されるナイアシンアミド。
ニキビや肌荒れへの効果が気になっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ナイアシンアミドの基本的な働きから、アゼライン酸との違いや正しい使い方までを詳しく解説します。
ナイアシンアミドとは?
ナイアシンアミドは、水溶性ビタミンであるビタミンB群の一種であり、ニコチン酸アミドとも呼ばれます。
体内では必須アミノ酸のトリプトファンから合成され、スキンケアにおいて様々な働きを持つことが知られています。
主な特徴は以下の通りです。
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ナイアシン(ビタミンB3の総称)の主な形態のひとつ
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顔面の皮脂分泌量が有意に低下したという報告がある
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赤みのケアや肌荒れを防ぎ、ゆらぎやすい状態を整える
過剰な皮脂は肌トラブルの原因となるため、皮脂バランスに配慮しながら肌をすこやかに保つ成分としてスキンケアに広く取り入れられています。
ナイアシンアミドのニキビへの効果
ニキビは、毛穴が詰まった状態の面皰(めんぽう)と、赤みや膿を伴う炎症性皮疹に分けられます。
日々のスキンケアでは、低刺激性でノンコメドジェニックテスト済みの基礎化粧品を選ぶことが推奨されています。
赤みのあるニキビ
赤みのあるニキビは炎症性皮疹に含まれ、ナイアシンアミドはこのような赤みが出やすい状態の肌のケアに適しています。
海外の試験において、中等症の炎症性ざ瘡に対して外用ニコチンアミド4%ゲルを8週間使用したところ、1%クリンダマイシンゲルと同程度の有効性がみられたという報告があります。
ぽつぽつとしたトラブルが目立つ時期のケアに役立つ成分です。
色素沈着・ニキビ跡への影響
炎症性皮疹が軽快した後には、一時的な紅斑や色素沈着がニキビ跡として残ることがあります。ナイアシンアミドは、こうした色素沈着のケアに使いやすいとされています。
色素沈着に対する働きは以下の通りです。
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メラノサイトからケラチノサイトへのメラノソームの移動を阻害する
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メラニンが表皮へ移行することを抑える
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肌のくすみに配慮し、トーンケアをサポートする
また、アゼライン酸にもメラニン生成を抑制する作用があるため、これらを組み合わせることでより幅広い悩みへのアプローチが期待できます。
ナイアシンアミドでニキビが悪化するって本当?
ナイアシンアミド自体が直接ニキビを悪化させるケースは多くありません。
しかし、使用時の肌状態やスキンケアの方法によって刺激や乾燥が生じ、結果的にニキビが悪化したように見えることがあります。
ナイアシンアミドは比較的刺激が少ない成分ですが、高濃度で刺激を感じることがあります。また、肌のバリア機能が低下している状態の方や、レチノイド・ピーリングなど刺激を感じやすい成分をを同時期に使用している場合は、肌への負担が増し、肌トラブルにつながる可能性があるため注意が必要です。
異常を感じた場合は直ちに使用を中止し、必要に応じて使用頻度を下げるか、皮膚科医にご相談ください。
ナイアシンアミドの使い方
ナイアシンアミドは朝と夜のどちらのスキンケアにも取り入れやすいのが特徴です。
おすすめ濃度と選び方
製品によって1%以下から20%前後まで幅広い濃度が存在します。高濃度なものは効果への期待が高まる反面、刺激を感じる場合もあります。
そのため、初めて使用する場合は低濃度のものから始めることが推奨されます。
また、ニキビができやすい肌質の方は、油分が多く重いクリームは避け、使用感が軽いものを選ぶとよいでしょう。
使用のタイミングと塗布の順序
朝夜の洗顔後、テクスチャーが軽いものから重いものの順に重ねます。スキンケアは即効性を求めるよりも継続することが重要です。
まずは1か月程度を目安に継続し、肌の変化を観察してください。
刺激を感じたときの対処法
もし赤みやヒリつきなどの刺激を感じた場合は、以下の手順で使い方を見直すことが大切です。
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使用する量や塗布する範囲を狭める
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1日1回または1日おきなど、使用頻度を下げる
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刺激の強い成分との同時使用を避け、低濃度の製品へ切り替える
使う前よりも明らかに赤みやニキビが増える場合は、無理に使用を続けず専門医の診察を受けてください。
ナイアシンアミドと他成分との違い・併用はOK?
赤みが長引く、ニキビ跡の色素沈着も気になるなど、複合的な悩みを持つ方は成分を組み合わせての使用することで効率的にケアできることがあります。
ナイアシンアミドは比較的併用しやすい成分ですが、刺激の強い成分の重ね使いは刺激の原因になる場合があります。
ナイアシンアミド vs アゼライン酸
どちらも皮脂や炎症性変化へのアプローチし、ニキビや酒さのケアに用いられる成分ですが、作用の特徴が異なります。
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ナイアシンアミド:皮脂分泌の抑制、赤みをケアする作用、保湿、セラミド増加による角層バリアのサポート、炎症性の赤みケア
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アゼライン酸:角化や毛穴詰まりの予防、赤みをケアする作用、メラニン生成抑制による炎症後色素沈着のケア
これらは併用も可能ですが、初めて組み合わせる場合は、低濃度からの導入がおすすめです。
レチノール・ビタミンCとの併用
レチノールなどのレチノイドは刺激症状が出る可能性があるため、反応が出やすい方は使用頻度を調整しながら段階的に導入することが重要です。
ビタミンCとの併用は可能で、色素沈着のケアなどに役立ちます。
ただし、併用することでニキビへの効果がさらに高まるという明確なデータは現在のところ確認されていません。
ナイアシンアミド配合でおすすめのベーシックケアAZシリーズ
ナイアシンアミドの働きに加え、アゼライン酸や保湿成分もスキンケアに取り入れたい方には、皮膚科専門医が開発したベーシックケアAZシリーズのような製品も選択肢の一つです。
繰り返す乾燥や肌荒れなど、ニキビ肌に見られるゆらぎを多角的にケアできるよう設計されています。
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ナイアシンアミドやアゼライン酸、アゼライン酸誘導体などを配合
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セラミドやヒアルロン酸、アミノ酸配合でバリアと保湿の土台づくりをサポート
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着色料、香料、シリコン、鉱物油、アルコールを含まない5つのフリー処方
お肌の状態に合わせて、集中ケアから日常の基本ケアまで柔軟に使い分けができるラインナップが揃っています。
商品紹介
それぞれの肌質や目的に合わせて選べる4つのアイテムを展開しています。
ベーシックケアAZクリアローション(化粧水)
アゼライン酸誘導体3%とナイアシンアミドを配合し、皮脂分泌を整えることでベタつきやすい肌にも取り入れやすい化粧水です。
15種類のアミノ酸やグリチルリチン酸2K、アラントインを配合し、保湿しながら肌のコンディションを整えます。
使用順・頻度:洗顔→ベーシックケアAZクリアローション→美容液→乳液→治療薬の順で、朝晩1〜2回使用します。
ベーシックケアAZ(乳液)
アゼライン酸、ナイアシンアミド、セラミドなどを配合した乳液です。
テカリが気になる一方で乾燥もする複雑な肌質の保湿と皮脂バランスを保ちます。化粧水なしで単独使用することも可能です。
使用順・頻度:洗顔→化粧水→美容液→ベーシックケアAZ→治療薬の順で、朝晩1〜2回、1〜2プッシュ使用します。
ベーシックケアAZクリーム(クリーム)
アゼライン酸を20%と高濃度で配合し、皮脂のコントロールや毛穴詰まりの予防効果が期待できる集中ケアアイテムです。
ヒト型セラミドを配合し、赤みが気になるニキビのポイントケアにも適しています。
使用順・頻度:洗顔→化粧水→美容液→乳液→ベーシックケアAZクリームの順で使用します。
朝に使う場合はSPF30以上の日焼け止めを併用してください。
ベーシックケアAZウォッシュ(洗顔料)
アゼライン酸誘導体とナイアシンアミドを配合したアミノ酸系洗顔料です。3種のヒト型セラミドと19種のアミノ酸を含み、必要なうるおいを保ちながら、落としすぎを避けてやさしく洗い上げます。顔だけでなく体にも使用できます。
使用方法:約1cmを泡立ててやさしく洗い、ぬるま湯で十分にすすぎます。朝晩の洗顔にご使用いただけます。
料金
継続的なケアに便利な定期購入プランをご用意しています。
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ベーシックケアAZクリーム |
20g |
3,300円(税込) |
2,970円(税込) |
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ベーシックケアAZ |
50g |
4,400円(税込) |
3,960円(税込) |
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ベーシックケアAZクリアローション |
125ml |
4,400円(税込) |
3,960円(税込) |
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ベーシックケアAZウォッシュ |
100g |
3,850円(税込) |
3,465円(税込) |
送料は全国一律550円で、5,000以上のご購入で送料無料となります。決済方法はカード決済およびAmazon Payに対応。
定期購入は通常価格から10%OFFとなり、マイページからいつでも解約が可能です。
ナイアシンアミドに関するよくある質問
Q.ナイアシンアミドはどの段階のニキビに適していますか?
A.白・黒ニキビは毛穴詰まりが主体のため角質ケアや皮脂バランスの調整が中心となり、ナイアシンアミドは補助的な位置づけとなります。
赤・黄ニキビなど、炎症を伴う段階では、皮脂バランスや炎症のケアを目的として取り入れやすい成分です。。
Q.ナイアシンアミドでニキビは悪化しませんか?
A.ナイアシンアミド自体は刺激が少ない成分ですが、肌状態や処方、併用次第で赤みやブツブツが増えたように見えることがあります。
例えば、過度な使用や刺激の強い成分との併用、油分が重いベースでの毛穴詰まりなどが影響する場合があります
肌の乾燥を防ぎつつ、適切な保湿と使用方法を心がけてください。
ナイアシンアミドのニキビケアにはベーシックケアAZシリーズ
ナイアシンアミドは、皮脂バランスを整えながら赤みや肌荒れをケアし、すこやかな肌状態をサポートする成分です。
正しく使うことで、長引く肌トラブルやニキビ跡のトーンケアにも役立ちます。
より多角的なニキビケアを目指すなら、ナイアシンアミドとアゼライン酸の両方のメリットを取り入れたベーシックケアAZシリーズがおすすめです。
毎日のスキンケアに取り入れることで、ゆらぎにくい安定した肌を目指しやすくなります。
記事執筆ドクター
池袋駅前のだ皮膚科 院長
野田 真史
経歴
2007年
東京大学医学部医学科卒業
2009年
東京大学医学部附属病院初期研修修了
2009年
東京大学皮膚科に入局し、東京大学医学部附属病院
2013年
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医取得
2014年
東京大学大学院医学系研究科卒業、医学博士
米国ロックフェラー大学 Instructor in Clinical Investigation
兼Associate Attending Physician
ニューヨーク州医師免許を取得
Master in translational science(MSc)取得2016年
東京大学医学部附属病院 皮膚科 助教
2018年
池袋駅前のだ皮膚科開院
資格
東京大学医学部医学科卒業 / 皮膚科専門医(日本皮膚科学会認定)/ 医学博士(東京大学大学院医学系研究科)/ ニューヨーク州医師免許 / ECFMG certificate(アメリカ医師国家試験合格証) / Master in translational science(米国ロックフェラー大学)/ 米国ロックフェラー大学皮膚科