「気づくと頬や鼻のまわりが赤くなっている」「化粧水を変えてから、かえって赤みやヒリつきが気になるようになった」——赤ら顔の悩みを抱えていると、毎日のスキンケア選びに迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
赤ら顔は、肌の状態や原因によって合う化粧水が変わります。よかれと思って選んだアイテムに、実は赤みを助長しやすい成分が含まれていた、ということも少なくありません。
この記事では、赤ら顔の原因やタイプ、化粧水選びで避けたい成分と選び方の4つのポイント、毎日のケアでの使い方までを、皮膚科専門医監修の視点でわかりやすく解説します。自分の肌に合う1本を見つけたい方は、ぜひ参考にしてください。
赤ら顔とは?まず知っておきたい原因とタイプ
赤ら顔は、医学的には顔の血管が広がって肌が赤く見える状態を指します。一時的なほてりから、慢性的に続く赤みまで、その程度や原因は人によってさまざまです。
合う化粧水を選ぶには、まず自分の赤みがどんなタイプなのかを知っておくことが近道になります。
赤ら顔が起こるしくみ
肌の表面に近い毛細血管が広がると、血液の色が透けて赤く見えます。寒暖差や刺激、緊張などをきっかけに広がりやすく、肌が薄い方や色白の方はとくに目立ちやすい傾向があります。
また、肌のバリア機能が低下していると、わずかな刺激にも反応して赤みや炎症が起こりやすくなります。乾燥や摩擦が続くと、このバリアがさらに乱れ、赤みがくり返しやすい状態につながることがあります。
赤ら顔の主なタイプ
赤ら顔は、原因によっていくつかのタイプに分けて考えると整理しやすくなります。下の表で、自分の赤みがどれに近いか確認してみましょう。
| タイプ | 主な特徴 | ケアの方向性 |
|---|---|---|
| 血管拡張タイプ | 寒暖差や刺激で毛細血管が広がり、頬や鼻が赤くなりやすい | 刺激を避け、急な温度変化に注意する |
| 炎症タイプ(酒さなど) | 頬や鼻に赤みが続き、ブツブツやほてりを伴うことも | 低刺激ケアを基本に、続く場合は皮膚科へ |
| 乾燥・敏感タイプ | バリア機能の低下で刺激に弱く、赤みやヒリつきが出やすい | 保湿でバリアをサポートする |
| 混合タイプ | 複数の原因が重なって赤みが出ている | 総合的にケアし、改善しなければ受診を検討 |
頬や鼻を中心に赤みやブツブツが続く場合は、酒さや脂漏性皮膚炎といった肌の状態が関係していることもあります。市販の化粧水でのセルフケアで変化が見られないときは、自己判断で続けず、皮膚科に相談することをおすすめします。
赤ら顔の化粧水選びで避けるべき成分
赤ら顔のケアでは、「何を選ぶか」と同じくらい「何を避けるか」が大切です。刺激になりやすい成分は、赤みやヒリつきを目立たせる原因になることがあります。
まずは、敏感に傾いた肌が反応しやすい代表的な成分を知っておきましょう。
| 避けたい成分の例 | 注意したい理由 |
|---|---|
| アルコール(エタノール) | 乾燥やバリア機能の低下、血管の拡張につながる可能性がある |
| 香料・着色料 | 敏感な肌では刺激やかゆみのきっかけになることがある |
| メントール・ハッカ油などの清涼成分 | 清涼感がある一方で、血管を刺激し赤みが目立つこともある |
| 高濃度の酸・強い洗浄成分 | 角質や皮脂を取りすぎ、バリアを乱す可能性がある |
とくに気をつけたいのがアルコール(エタノール)です。さっぱりとした使用感が魅力ですが、揮発する際に肌の水分を奪いやすく、バリア機能が低下している赤ら顔の肌では刺激と感じることがあります。
メントールなどの清涼成分も、ひんやりとした心地よさの一方で、敏感な肌では赤みのきっかけになることがあります。「スッとする」「ひんやりする」と感じる化粧水は、赤みが気になる時期は避けたほうが無難です。
赤ら顔におすすめの化粧水の選び方4つのポイント
避けたい成分を押さえたら、次は前向きに選ぶためのポイントです。赤ら顔の肌に合う1本を見つけるための4つの視点を解説します。
①低刺激・フリー処方で選ぶ
赤ら顔のケアでもっとも大切なのが、肌に負担をかけにくい低刺激処方であることです。着色料・香料・アルコールなどが無添加のフリー処方なら、毎日くり返し使うアイテムとして安心して取り入れやすくなります。
敏感に傾きやすい肌の方は、フリー処方の表記をひとつの目安にすると選びやすくなります。
②バリア機能をサポートする保湿成分で選ぶ
赤ら顔の肌は、バリア機能が低下して刺激に弱くなっていることが少なくありません。うるおいを保ち、肌を外的刺激から守る保湿成分が配合されているかを確認しましょう。
注目したいのは、肌のうるおいを支えるセラミドや、保湿の働きをもつアミノ酸、ヒアルロン酸などです。これらが配合されていると、ケア中の乾燥が気になりにくく、刺激に負けにくい肌を保ちやすくなります。
③赤みにアプローチする整肌成分で選ぶ
低刺激と保湿を満たしたうえで、赤みや皮脂が気になる肌を整える成分が入っていると、より心強い1本になります。近年とくに注目されているのが、アゼライン酸とナイアシンアミドです。
アゼライン酸は、小麦やライ麦などの穀物に含まれる天然由来の成分です。海外ではニキビや酒さの治療薬として30年以上にわたって使われ、80ヵ国以上で承認されてきた実績があります。
日本では医薬品としては未承認ですが、化粧品やドクターズコスメの成分として広く使われています。海外の研究では、抗炎症・抗菌・皮脂や角質へのアプローチ・メラニン生成の抑制といった多面的な働きが報告されており、赤みや皮脂が気になる肌のケアに役立つとされています[1][2]。
ナイアシンアミドは、ビタミンB3の一種です。肌のバリア機能をサポートする働きが報告されており、赤みや皮脂が気になる肌をすこやかに整えるのに役立つとされています[3]。
このほか、グリチルリチン酸2K(ジカリウム)など、肌あれを防いですこやかに保つ成分も、赤みが気になる肌のケアでよく選ばれています。下の表で、赤ら顔ケアで注目したい成分を整理しました。
| 成分 | 期待される主な働き |
|---|---|
| アゼライン酸(誘導体) | 赤み・皮脂・角質・色素沈着など多面的にアプローチ[1][2] |
| ナイアシンアミド | バリア機能をサポートし、皮脂や赤みが気になる肌を整える[3] |
| セラミド・アミノ酸 | うるおいを保ち、刺激に負けにくい肌に導く |
| グリチルリチン酸2K | 肌あれを防ぎ、肌をすこやかに保つ |
④続けやすい価格・テクスチャーで選ぶ
赤ら顔のケアは、肌の変化を感じるまでに数か月の継続が目安とされています。無理なく続けられる価格帯であることも、化粧水選びの大切な条件です。
あわせて、テクスチャーの好みもチェックしておきましょう。軽やかでベタつきにくいタイプは朝晩しっかり使いたい方に、とろみのあるタイプは乾燥による赤みが気になる方になじみやすい傾向があります。心地よく続けられる使用感を選ぶことが、結果的にケアの近道になります。
赤ら顔向け化粧水の正しい使い方
せっかく肌に合う化粧水を選んでも、使い方によっては刺激になってしまうことがあります。赤みが気になる肌こそ、やさしいケアを心がけましょう。
スキンケアの順番と塗り方
化粧水は、洗顔後の清潔な肌に使うのが基本です。一般的なスキンケアの順番に沿って取り入れましょう。
- 洗顔で汚れや余分な皮脂をやさしく落とす
- 化粧水を顔全体になじませる
- 美容液で気になる部分をケアする(使う場合)
- 乳液やクリームでうるおいにフタをする
化粧水は手のひらに適量をとり、こすらず、押し込むように肌になじませます。摩擦は赤みを目立たせる原因になるため、強くパッティングしたり、コットンでこすったりするのは避けましょう。
最後に手のひらで顔をやさしく包み込むと、肌になじみやすくなります。
使うときの注意点と毎日の習慣
使用するタイミングは、朝晩の1日2回が目安です。極端に冷たい水や熱いお湯での洗顔は血管を刺激しやすいため、ぬるま湯を使うと肌への負担をやわらげやすくなります。
朝のケアのあとは、紫外線対策も忘れないようにしましょう。紫外線は赤みを助長しやすいため、肌にやさしいタイプの日焼け止めを取り入れるのがおすすめです。
あわせて、急な寒暖差を避ける、辛い食べ物やアルコールを控えめにする、睡眠をしっかりとるといった生活習慣の見直しも、赤みの気になる肌をいたわるうえで役立ちます。
セルフケアで改善しないときは皮膚科へ
低刺激に配慮した化粧品でも、肌に合うかどうかには個人差があります。使い始めにピリつきや軽い赤みを感じることがありますが、多くは一時的なものとされています。
ただし、刺激が強い、赤みやかゆみ・ブツブツが続くといった場合は、使用を中止して肌を休ませましょう。すべての方に肌トラブルが起こらないわけではないため、不安なときは無理をしないことが大切です。
赤みが気になる肌に、ベーシックケアAZシリーズ
ベーシックケアAZシリーズは、皮膚科専門医である野田真史医師が監修・開発したスキンケアシリーズです。アゼライン酸を軸に、保湿やバリア機能をサポートする成分を組み合わせ、赤み・ニキビ・皮脂が気になる肌の毎日のケアに向けて設計しました。
着色料・香料・シリコン・鉱物油・アルコールの5つのフリー処方で、肌へのやさしさに配慮しているのも特徴です。ここでは、赤ら顔向けの化粧水を探している方に向けて、相性のよいアイテムをご紹介します。
AZクリアローション(化粧水)
AZクリアローションは、アゼライン酸誘導体3%とナイアシンアミドを組み合わせた化粧水です。赤みや皮脂が気になる肌をすこやかに整えながら、なめらかな肌へと導くケアをサポートします。
15種類のアミノ酸を配合し、肌のうるおいを保ちながら使えるのも特徴です。着色料・香料・アルコールなどを含まない5つのフリー処方で、軽やかでベタつきにくい使い心地なので、赤みが気になり低刺激のケアを続けたい方に取り入れやすい1本です。
【使い方】洗顔 → AZクリアローション → 美容液 → 乳液・クリーム
ベーシックケアAZ(乳液)
化粧水のあとのうるおいケアには、ベーシックケアAZ(乳液)がおすすめです。セラミド・アゼライン酸・ナイアシンアミドを配合し、肌のバリア機能をサポートしながら、うるおいを保つ保湿ケアができます。
バリアが乱れやすい赤ら顔の肌にとって、保湿でうるおいを守ることは大切なステップです。化粧水なしで単独でも使えるため、シンプルなケアを好む方にも向いています。
AZウォッシュ(洗顔料)
赤ら顔のケアでは、洗顔で肌をこすりすぎないことも大切です。AZウォッシュは、アゼライン酸誘導体とナイアシンアミドを配合したアミノ酸系の洗顔料で、必要なうるおいを残しながら汚れをやさしく落とします。
顔だけでなく全身にも使えるため、洗顔から化粧水・乳液まで、低刺激のケアでそろえたい方に向いています。
ベーシックケアAZシリーズは、洗顔・化粧水・乳液・クリームがそろったスキンケアシリーズです。赤みが気になる肌をやさしくケアしたい方は、肌悩みや好みの使用感に合わせて、ぜひお試しください。
ベーシックケアAZシリーズの価格一覧
ご紹介したアイテムの価格は以下のとおりです。定期購入を利用すると、通常価格よりもお得に続けられます。
| 商品名 | カテゴリ | 通常価格 | 定期価格 | 容量 |
|---|---|---|---|---|
| AZクリアローション | 化粧水 | ¥4,400 | ¥3,960 | 125ml |
| ベーシックケアAZ | 乳液 | ¥4,400 | ¥3,960 | 60g |
| AZウォッシュ | 洗顔料 | ¥3,850 | ¥3,465 | 150g |
| AZクリーム | クリーム | ¥3,300 | ¥2,970 | 30g |
※価格はすべて税込です。最新の価格やキャンペーン情報は、各商品ページをご確認ください。
よくある質問
Q. アルコールフリーの化粧水なら、赤ら顔でも安心して使えますか?
アルコールフリーは、赤ら顔の化粧水選びで大切な目安のひとつです。ただし、香料や清涼成分など、ほかにも刺激になりやすい成分があるため、全成分表示をあわせて確認すると安心です。肌に合うかどうかには個人差があるため、はじめて使う化粧水は腕の内側などでパッチテストを行ってから顔に使うことをおすすめします。
Q. 化粧水だけで赤ら顔は改善しますか?
化粧水は毎日のケアの土台となる大切なステップですが、赤ら顔のケアは洗顔・保湿・紫外線対策まで含めたトータルのケアが基本です。生活習慣の見直しも、赤みが気になる肌をいたわるうえで役立ちます。スキンケアを続けても変化が感じられない場合や、ブツブツ・ほてりを伴う場合は、皮膚科への相談をおすすめします。
Q. 敏感肌でもアゼライン酸配合の化粧水は使えますか?
化粧水に配合されるアゼライン酸は、水になじみやすく加工した誘導体タイプが多く、軽やかでベタつきにくい使い心地が報告されています。比較的おだやかな使用感とされていますが、肌の状態には個人差があります。使い始めにピリつきを感じる場合は、頻度を調整しながら肌の様子を見て取り入れ、合わないと感じたときは使用を中止してください。
まとめ
赤ら顔の化粧水選びは、まず自分の赤みのタイプを知り、刺激になりやすい成分を避けることから始まります。アルコールや香料、メントールなどの清涼成分は、赤みが気になる時期は避けたほうが無難です。
選ぶときは、低刺激・フリー処方であること、セラミドやアミノ酸などの保湿成分、アゼライン酸やナイアシンアミドといった整肌成分、続けやすい価格・使用感の4つを意識すると、自分に合った1本が見つけやすくなります。
使うときは、こすらず・摩擦を避けてやさしくなじませ、紫外線対策や生活習慣の見直しもあわせて行うことが大切です。数か月続けても赤みが落ち着かない場合は、皮膚科への相談を検討しましょう。
ベーシックケアAZシリーズは、皮膚科専門医が監修・開発した、ニキビ・酒さ・赤ら顔のためのドクターズコスメです。アゼライン酸誘導体とナイアシンアミドを配合したAZクリアローションをはじめ、5つのフリー処方にこだわった低刺激アイテムで、赤みが気になる肌の毎日に寄り添います。
赤ら顔に合う化粧水ケアを始めたい方は、ぜひベーシックケアAZシリーズをチェックしてみてください。
参考文献
[1]https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11512533/
記事執筆ドクター
池袋駅前のだ皮膚科 院長
野田 真史
経歴
2007年
東京大学医学部医学科卒業
2009年
東京大学医学部附属病院初期研修修了
2009年
東京大学皮膚科に入局し、東京大学医学部附属病院
2013年
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医取得
2014年
東京大学大学院医学系研究科卒業、医学博士
米国ロックフェラー大学 Instructor in Clinical Investigation
兼Associate Attending Physician
ニューヨーク州医師免許を取得
Master in translational science(MSc)取得2016年
東京大学医学部附属病院 皮膚科 助教
2018年
池袋駅前のだ皮膚科開院
資格
東京大学医学部医学科卒業 / 皮膚科専門医(日本皮膚科学会認定)/ 医学博士(東京大学大学院医学系研究科)/ ニューヨーク州医師免許 / ECFMG certificate(アメリカ医師国家試験合格証) / Master in translational science(米国ロックフェラー大学)/ 米国ロックフェラー大学皮膚科