脂漏性皮膚炎におすすめのシャンプーは?成分の選び方と正しい洗い方を皮膚科専門医が解説

「フケやかゆみがなかなかおさまらず、シャンプーを変えても繰り返してしまう」「生え際や額に赤みが出て、ベタつくのに表面はカサカサする」「市販の薬用シャンプーが多すぎて、自分の頭皮に合う一本がわからない」——こうしたお悩みをお持ちではないでしょうか。

フケ・かゆみ・赤みが長引く頭皮の不調には、「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」が関わっていることがあります。皮脂の多い頭皮や顔に起こりやすい、慢性的な皮膚炎のひとつです。

毎日使うシャンプーは、頭皮を清潔に保ち、皮脂や菌のバランスが乱れにくい環境を整えるうえで欠かせないアイテムです。だからこそ、洗浄成分や配合成分、洗い方を見直すことが、頭皮環境を整える第一歩になります。

この記事では、皮膚科専門医が開発したスキンケアブランド「ベーシックケアAZ」の視点から、脂漏性皮膚炎が起こる原因、シャンプーの選び方、毎日続けたい正しい洗い方、そして皮膚科を受診する目安までをわかりやすく解説します。読み終える頃には、ご自身の頭皮に合った一本を選ぶ基準が見えてくるはずです。

脂漏性皮膚炎とは?フケ・かゆみ・赤みが続く頭皮の状態

頭皮ブラシの写真

脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多い「脂漏部位」に起こりやすい、慢性的な湿疹(皮膚炎)です。頭皮のほか、生え際・小鼻のわき・眉間といった顔のTゾーン、耳のまわりなどにあらわれやすいのが特徴とされています。

頭皮では、ベタついた黄色っぽいフケ、ポロポロした細かいフケ、赤み、かゆみといった症状が出やすくなります。良くなったり悪くなったりを繰り返しやすく、セルフケアだけではなかなかすっきりしないことも少なくありません。

主な原因は「マラセチア菌」と皮脂のバランスの乱れ

脂漏性皮膚炎の背景には、皮膚の常在菌である「マラセチア菌」というカビ(真菌)の一種が関わっているとされています。マラセチアは皮脂をエサにして増える性質があり、増えすぎると皮脂を分解する過程でできる物質が頭皮を刺激し、炎症につながると考えられています[3]。

つまり、皮脂が多い頭皮はマラセチアにとって増えやすい環境です。皮脂の過剰な分泌、洗いすぎや洗い残しによる頭皮環境の乱れが重なると、症状が出やすくなると考えられています。

さらに、睡眠不足や偏った食生活、ビタミンB群の不足、ストレス、ホルモンバランスの乱れなども、皮脂の分泌に影響することが知られています。シャンプー選びと並行して、生活習慣を整えることも大切な視点です。

頭皮ニキビとの違い

同じ頭皮トラブルでも、脂漏性皮膚炎と頭皮ニキビは別の状態です。脂漏性皮膚炎はマラセチア(真菌)と皮脂が関わる「皮膚炎・湿疹」で、フケや赤み、かゆみが面で広がりやすいのが特徴です。

一方、頭皮ニキビはアクネ菌と毛穴の詰まりが関わる「ニキビ」で、赤いブツブツやしこりが点であらわれやすい傾向があります。原因菌もケアの着眼点も異なるため、見分けがつきにくいときは自己判断せず、皮膚科で相談すると安心です。

項目 脂漏性皮膚炎 頭皮ニキビ
関わる菌 マラセチア(真菌・カビ) アクネ菌(細菌)
主な状態 湿疹・皮膚炎 毛穴の詰まりによるニキビ
見た目 フケ・赤み・かゆみが面で広がる 赤いブツブツやしこりが点でできる
出やすい部位 頭皮・生え際・小鼻・眉間など脂漏部位 髪の生え際・後頭部などの毛穴

こんな症状が続くときは脂漏性皮膚炎かもしれません

ベタつく、または乾いた細かいフケが繰り返し出る、生え際や頭頂部に赤みがある、洗ってもかゆみがぶり返す、といったサインが続くときは、脂漏性皮膚炎が隠れていることがあります。顔の小鼻のわきや眉間にも赤み・皮むけが出ている場合は、その可能性がより高まります。

脂漏性皮膚炎は医療機関での治療が基本となる皮膚疾患です。化粧品や薬用シャンプーは、あくまで日々の頭皮環境を整えるためのケアと位置づけ、症状が強い・長引くときは皮膚科の受診を検討しましょう。

脂漏性皮膚炎のケアで知っておきたい成分「アゼライン酸」とは

アゼライン酸のイメージ写真

頭皮環境を整えるケアを考えるうえで、知っておきたい成分のひとつがアゼライン酸です。アゼライン酸は、小麦やライ麦、大麦などの穀物に天然に含まれる「ジカルボン酸」と呼ばれる成分で、もともと私たちの肌の上にも存在しています。

海外ではニキビや酒さ(赤ら顔)のケアを目的とした治療薬として30年以上の使用実績があり、80ヵ国以上で承認されています。一方、日本では医薬品としては未承認のため、化粧品やドクターズコスメに配合された成分として取り入れる形になります。

アゼライン酸が幅広い肌悩みで注目されるのは、複数の働きを併せ持つとされているためです。海外の研究では、肌の炎症に関わる物質を抑える抗炎症作用や、菌に対する抗菌的な作用が報告されています[1]。

さらに、脂漏性皮膚炎と関わりの深いマラセチアなどの真菌に着目した働きや、肌表面の遊離脂肪酸のバランスを整える働きも報告されており[2]、皮脂が多い頭皮の環境ケアという観点でも着目されています。

ただし、これらは成分に関する研究や知見であり、化粧品としての使用で同じ変化がすべての方に起こるわけではありません。肌状態や個人差によって感じ方は異なる点を前提に、毎日のケアに取り入れていくことが大切です。

脂漏性皮膚炎のシャンプーの選び方|5つのポイント

シャンプーのイメージ写真

脂漏性皮膚炎が気になるときは、「なんとなく」でシャンプーを選ぶと、洗浄力が強すぎて乾燥を招いたり、頭皮環境への着眼点が足りなかったりすることがあります。ここでは、選ぶときに確認したい5つのポイントを解説します。

① 頭皮環境・菌のバランスに着目した成分が入っているか

脂漏性皮膚炎のセルフケアでは、皮脂をエサに増えるマラセチアのバランスに着目することが基本になります。市販の薬用シャンプー(医薬部外品)には、抗真菌成分や抗炎症成分が配合されたものがあり、頭皮環境を整える目的で選ばれています。

代表的な成分には次のようなものがあります。なお、抗真菌成分を有効成分として配合できるのは医薬部外品(薬用シャンプー)で、化粧品のシャンプーは頭皮をすこやかに保つための成分で頭皮環境にアプローチします。

着目したい成分 分類 期待される視点
ミコナゾール硝酸塩 医薬部外品の有効成分 マラセチアなど真菌の増殖に着目した抗真菌成分
ピロクトンオラミン 医薬部外品の有効成分 菌の増殖やニオイに着目。フケ・かゆみ対策に
ジンクピリチオン 医薬部外品の有効成分 菌に着目し、フケ・かゆみをケアする
グリチルリチン酸2K 医薬部外品の有効成分 頭皮の炎症(赤み・かゆみ)に着目した抗炎症成分
アゼライン酸(誘導体) 化粧品成分 抗菌・抗炎症や皮脂バランスに着目した頭皮環境のケア
脂漏性皮膚炎そのものは、皮膚科で抗真菌薬やステロイド外用薬などによる治療を受けるのが基本です。薬用シャンプーや化粧品のシャンプーは、治療と並行した日々の頭皮環境ケアとして取り入れるものとお考えください。

② 洗浄成分はアミノ酸系などマイルドか

脂漏性皮膚炎の頭皮は、炎症で敏感に傾いていることが少なくありません。皮脂が気になるからと洗浄力の強いシャンプーを選ぶと、必要な皮脂まで奪い、乾燥やバリア機能の低下を招く可能性があります。

赤みやヒリつきが気になる場合は、洗浄力がマイルドな「アミノ酸系」の洗浄成分を中心にしたシャンプーが選びやすい選択肢です。汚れはやさしく落としつつ、うるおいに配慮できるため、敏感な頭皮にも取り入れやすいタイプといえます。

洗浄成分のタイプ 特徴 向いている頭皮
アミノ酸系 マイルドな洗浄力で、うるおいを残しながら洗える。肌あたりがやさしい 炎症・乾燥で敏感に傾いた頭皮
石けん系 さっぱりとした洗い上がり。皮脂をしっかり落としやすい 皮脂やベタつきが強い頭皮
高級アルコール系 泡立ちがよく洗浄力が高い。市販品に多い。脱脂力はやや強め 皮脂が多い頭皮(乾燥が気になる場合は注意)

③ 抗炎症・うるおいに配慮されているか

脂漏性皮膚炎=皮脂が多い、というイメージから、徹底的に皮脂を落とそうとしてしまいがちです。しかし、洗いすぎて頭皮が乾燥すると、かえって皮脂が過剰に分泌され、頭皮環境の乱れにつながることがあります。

そのため、汚れを落とすだけでなく、洗ったあとのうるおいや、赤み・かゆみへの配慮がされた処方かどうかも確認したいポイントです。アミノ酸やグリセリンなどの保湿成分が組み合わされていると、乾燥に傾きやすい頭皮にも使いやすくなります。

④ 低刺激処方になっているか

毎日使うシャンプーだからこそ、刺激につながりやすい要素が抑えられているかも大切です。脂漏性皮膚炎が気になるときは、過剰な添加物を控えたシンプルな処方を選ぶと、敏感な頭皮への負担に配慮しやすくなります。

香料・着色料・アルコール(エタノール)・鉱物油・シリコンなどを使わない「○○フリー」処方は、敏感に傾いた頭皮の選択肢になります。すべての方に刺激が起こらないわけではありませんが、低刺激設計の製品を選ぶことで、負担に配慮しながら続けやすくなります。

⑤ 続けやすい価格・容量か

脂漏性皮膚炎の頭皮ケアは、一度のシャンプーで完結するものではなく、清潔な頭皮環境を毎日積み重ねていくものです。良くなったり悪くなったりを繰り返しやすい状態だからこそ、ある程度の期間は続けて様子を見ることが大切です。

だからこそ、無理なく続けられる価格と容量であることも見逃せないポイントです。定期購入で通常価格より割安になる製品もあるため、長く使うことを前提に、トータルのコストで考えると失敗が少なくなります。

脂漏性皮膚炎が気になるときの正しいシャンプーのやり方

シャンプー泡の写真

どんなにシャンプーを選んでも、洗い方が自己流のままだと、汚れの落とし残しやすすぎ残しが起こりやすくなります。ここでは、頭皮環境を整えるための、基本の洗い方を順番に紹介します。

① ブラッシングと予洗い

シャンプー前に髪をブラッシングして、ホコリや絡まり、浮いたフケを落としておきます。そのうえで、38〜39度程度のぬるま湯で1〜2分しっかり予洗いをすると、髪と頭皮の汚れの多くをこの段階で落とせるとされています。

熱すぎるお湯は頭皮の乾燥につながりやすいため、ぬるめのお湯を意識しましょう。

② 指の腹でやさしく洗う

シャンプーは手のひらである程度泡立ててから頭皮にのせます。爪を立てず、指の腹を使って、毛穴の皮脂や汚れを押し出すようにやさしくマッサージしながら洗いましょう。

このとき意識したいのは、髪ではなく「頭皮」を洗うことです。ゴシゴシと強くこすると、炎症が起きている頭皮を傷つけてしまう可能性があるため、力を入れすぎないようにします。

③ すすぎは念入りに

頭皮環境を乱しやすいのが、シャンプーやトリートメントのすすぎ残しです。泡を流しきったあとも、シャワーで2〜3分を目安に、生え際・耳の後ろ・襟足まで丁寧に流しましょう。

トリートメントやコンディショナーは、頭皮にはつけず毛先を中心になじませると、頭皮への負担に配慮しやすくなります。「洗う時間より、すすぐ時間を長く」が目安です。

④ しっかり乾かす

洗髪後、髪や頭皮が濡れたままだと雑菌が繁殖しやすく、頭皮環境の乱れにつながります。タオルでやさしく水分を取ったあと、ドライヤーで根元から乾かしましょう。

ドライヤーは頭皮に近づけすぎず、10cm以上離して動かしながら使うと、熱による乾燥を避けやすくなります。自然乾燥は避け、できるだけ早めに乾かすのがポイントです。

脂漏性皮膚炎のケアで注意したいこと

清潔なタオルの写真

脂漏性皮膚炎が気になると、フケや皮脂を落とそうと、つい1日に何度も洗ったり、洗浄力の強いシャンプーで洗いすぎたりしてしまいがちです。しかし、洗いすぎは乾燥を招き、かえって皮脂の過剰分泌につながることがあるため、シャンプーは基本的に1日1回を目安にしましょう。

また、かゆいからと爪を立てて引っかいたり、フケを無理にはがしたりすると、炎症が悪化する可能性があります。油分の多い整髪料の使いすぎや、汗をかいたまま放置することも頭皮環境の乱れにつながるため、できるだけ避けるよう心がけてください。

脂漏性皮膚炎は、医療機関での治療が基本となる皮膚疾患です。シャンプーや化粧品で「治す」ことはできません。フケ・赤み・かゆみが繰り返す、範囲が広がる、顔にも症状が出ているといった場合は、自己判断で市販品を使い続けず、皮膚科を受診して抗真菌薬などの適切な治療を受けることをおすすめします。

皮脂・頭皮環境が気になる方の毎日のケアに、ベーシックケアAZシリーズ

ベーシックケアAZシリーズは、皮膚科専門医である野田真史医師が監修・開発したスキンケアシリーズです。アゼライン酸を軸に、保湿やバリア機能をサポートする成分を組み合わせ、皮脂や赤み、ベタつきが気になる肌・頭皮の毎日のケアに向けて設計しました。

香料・着色料・アルコール・鉱物油・シリコンの5つを使わない低刺激処方で、敏感に傾きやすい頭皮の方にも取り入れやすいのが特長です。脂漏性皮膚炎そのものの治療は皮膚科で行いつつ、日々の頭皮環境ケアとして取り入れやすいアイテムをご紹介します。

AZシャンプー(シャンプー)

AZシャンプー

皮脂やベタつき、フケ・かゆみが気になる方の毎日のケアの中心となる一本です。水になじみやすいアゼライン酸誘導体を1%配合し、抗菌・抗炎症や皮脂バランスに着目した視点から、すこやかな頭皮環境づくりをサポートします。

洗浄成分はアミノ酸系で、必要なうるおいに配慮しながら、毛穴にたまった余分な皮脂や汚れをやさしく洗い上げます。さらにピディオキシジルを配合し、ハリ・コシのある髪が育ちやすい頭皮環境づくりにも着目しました。

香料・着色料・アルコール・鉱物油・シリコンの5フリー処方で、敏感に傾いた頭皮の方にも使いやすい設計です。

【使い方】予洗い → AZシャンプーで頭皮を洗う → 2〜3分かけて念入りにすすぐ → しっかり乾かす、の順でケアします。1日1回を目安に使えます。

AZシャンプーの詳細を見る

AZウォッシュ(洗顔料)

AZウォッシュ

脂漏性皮膚炎は、頭皮だけでなく生え際や小鼻のわき、眉間といった顔の脂漏部位にもあらわれやすい状態です。AZウォッシュは、顔だけでなくからだにも使えるアミノ酸系の洗浄料で、アゼライン酸誘導体とナイアシンアミドを配合しています。

肌に必要なうるおいに配慮しながら、皮脂や汚れがたまりやすいTゾーンや生え際をやさしく洗い上げます。シャンプーと合わせて、皮脂が気になる範囲をまとめてケアしたい方に取り入れやすいアイテムです。

AZウォッシュの詳細を見る

AZクリアローション(化粧水)

AZクリアローション

洗顔後の顔の脂漏部位に取り入れやすい化粧水です。アゼライン酸誘導体3%とナイアシンアミドを配合し、皮脂のベタつきや赤みが気になる肌をすこやかに整えます。

15種類のアミノ酸でうるおいに配慮しているため、皮脂が多いのに表面はつっぱる、という揺らぎやすい肌にも使いやすい設計です。小鼻まわりや眉間など、顔の脂漏部位の毎日のケアにお役立てください。

AZクリアローションの詳細を見る

ベーシックケアAZシリーズは、シャンプー・洗顔料・化粧水・乳液・クリームがそろったスキンケアシリーズです。皮脂や頭皮環境が気になる方は、皮膚科での治療と並行して、日々のケアにぜひお役立てください。

ベーシックケアAZシリーズの料金一覧

今回ご紹介した商品の価格は以下の通りです。定期購入を利用すると、通常価格よりお得に続けられます。

商品名 カテゴリ 容量 通常価格 定期価格
AZシャンプー シャンプー 150ml ¥4,400 ¥3,960
AZウォッシュ 洗顔料 150g ¥3,850 ¥3,465
AZクリアローション 化粧水 125ml ¥4,400 ¥3,960

※価格はすべて税込です。最新の価格・キャンペーン情報は公式サイトをご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 市販のシャンプーだけで脂漏性皮膚炎は治りますか?

脂漏性皮膚炎は、医療機関での治療が基本となる皮膚疾患です。シャンプーや化粧品はあくまで日々の頭皮環境を整えるためのケアであり、症状そのものを治療するものではありません。フケ・赤み・かゆみが続く場合は、皮膚科で抗真菌薬やステロイド外用薬などの治療を受けたうえで、シャンプーは並行したケアとして取り入れるのがおすすめです。

Q2. 毎日シャンプーしてもいいですか?洗いすぎはよくない?

頭皮を清潔に保つことは大切ですが、1日に何度も洗ったり、洗浄力の強いシャンプーで洗いすぎたりすると、必要な皮脂まで奪われて乾燥し、かえって皮脂が過剰になることがあります。シャンプーは基本的に1日1回を目安に、アミノ酸系などマイルドな洗浄成分のものを選ぶとよいでしょう。汗を多くかいた日でも、こすりすぎないようやさしく洗うことを心がけてください。

Q3. シャンプーを見直してから、どのくらいで変化を感じられますか?

頭皮の状態は、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)の周期に合わせて少しずつ整っていくものです。市販の情報でも、頭皮環境をシャンプーでケアするなら、数週間〜数ヶ月ほど継続して様子を見ることがすすめられています。実感には個人差があり、脂漏性皮膚炎は再発しやすい状態でもあるため、焦らず毎日のケアとして習慣化し、改善しないときは皮膚科に相談することが大切です。

まとめ

脂漏性皮膚炎は、皮脂をエサに増えるマラセチア菌と、皮脂バランスの乱れが背景にある、頭皮や顔の脂漏部位に起こる慢性的な皮膚炎です。毎日のシャンプーで頭皮を清潔に保ち、皮脂や菌のバランスが乱れにくい環境を整えることが、頭皮ケアの基本になります。

シャンプーを選ぶ際は、①頭皮環境・菌のバランスに着目した成分か、②アミノ酸系などマイルドな洗浄成分か、③抗炎症・うるおいに配慮されているか、④低刺激処方か、⑤続けやすい価格・容量か、という5つのポイントを意識すると、頭皮に合った一本に出会いやすくなります。あわせて、予洗い・やさしい洗浄・念入りなすすぎ・しっかり乾かす、という正しい洗い方を習慣にすることも大切です。

ベーシックケアAZシリーズは、皮膚科専門医が監修・開発した、ニキビ・酒さ・赤ら顔のためのドクターズコスメです。頭皮から取り入れるなら、アゼライン酸誘導体とピディオキシジルを配合し、アミノ酸系のやさしい洗浄を叶える「AZシャンプー」が中心の一本になります。脂漏性皮膚炎そのものの治療は皮膚科で受けつつ、気になる範囲に合わせて洗顔料や化粧水を組み合わせ、ご自身の頭皮と相談しながら、続けやすいケアから始めてみてはいかがでしょうか。

【参考文献】

[1]https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11512533/

[2]https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7098993/

[3]https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9365318/

野田先生写真

記事執筆ドクター

池袋駅前のだ皮膚科 院長

野田 真史

経歴

  • 2007年

    東京大学医学部医学科卒業

  • 2009年

    東京大学医学部附属病院初期研修修了

  • 2009年

    東京大学皮膚科に入局し、東京大学医学部附属病院

  • 2013年

    日本皮膚科学会認定皮膚科専門医取得

  • 2014年

    東京大学大学院医学系研究科卒業、医学博士
    米国ロックフェラー大学 Instructor in Clinical Investigation
    兼Associate Attending Physician
    ニューヨーク州医師免許を取得
    Master in translational science(MSc)取得

  • 2016年

    東京大学医学部附属病院 皮膚科 助教

  • 2018年

    池袋駅前のだ皮膚科開院

資格

東京大学医学部医学科卒業 / 皮膚科専門医(日本皮膚科学会認定)/ 医学博士(東京大学大学院医学系研究科)/ ニューヨーク州医師免許 / ECFMG certificate(アメリカ医師国家試験合格証) / Master in translational science(米国ロックフェラー大学)/ 米国ロックフェラー大学皮膚科