毛穴の開きや黒ずみが気になり、「ナイアシンアミドが良いらしい」と聞いてはみたものの、 本当に効くの?どのくらいの濃度がいいの?どう使えばいいの?と迷っていませんか。
実は毛穴悩みには、
・皮脂による開き
・角栓や酸化による黒ずみ
・加齢によるたるみ
など、タイプごとに異なる原因があります。
ナイアシンアミドは、こうした複数の毛穴悩みにアプローチできる一方で、使い方や併用成分を間違えると効果を感じにくいこともあります。
この記事では皮膚科医の視点から、ナイアシンアミドの毛穴への働きや毛穴タイプ別の使い方、他成分との併用ポイントを初心者にも分かりやすく解説します。
ナイアシンアミドとは?
ナイアシンアミドはビタミンB群の一種で、「ニコチン酸アミド」「ビタミンB3」とも呼ばれています。
皮脂分泌をコントロールしたり、セラミドの産生促進やコラーゲン生成を促したりする働きがあり、過剰な皮脂分泌による毛穴の開きや黒ずみ、コラーゲン減少や乾燥によって目立ちやすくなる毛穴のたるみなどに対して効果が期待できます。
3つの毛穴の種類
黒ずみ毛穴
黒ずみ毛穴の主な原因は、角栓の酸化とメラニン色素の沈着です。
角栓の酸化とは、皮脂や角質、汚れが毛穴につまって角栓ができ、その角栓が空気に触れて酸化し黒く見える状態です。このタイプの黒ずみ毛穴は、ザラザラとした手触りがあるのが特徴です。
また、摩擦や炎症後にも毛穴周囲にメラニンが沈着することで、黒く見えるケースもあります。
開き毛穴
開き毛穴は皮脂が過剰に分泌されることで、毛穴が押し広げられた状態です。
乾燥や紫外線、誤った洗顔により皮脂分泌が乱れることで、毛穴が目立ちやすくなります。特にTゾーンや鼻周りに多く、脂性肌の方や暑い季節には悪化しやすいのが特徴です。
たるみ毛穴
たるみ毛穴は肌の弾力が低下し、毛穴が縦長に伸びたり、全体的に拡大して見える状態です。
加齢によるコラーゲンやエラスチンの減少、紫外線などの外的刺激によって引き起こされます。
アイテムの選び方のコツ
テクスチャー別の使い分け
化粧水
洗顔直後の肌に素早くなじみ、肌の水分バランスを整える役割があります。軽い使用感で、どの毛穴悩みでも使いやすいアイテムです。
美容液
美容液はナイアシンアミドを高濃度に配合している製品が多く、毛穴ケアに加えて、キメの乱れや小じわなどのエイジングケアにもアプローチできます。どの毛穴悩みにも使用しやすく、毛穴悩みを集中的にケアしたい方におすすめです。
保湿クリーム
クリームは保湿力が高く、特にたるみ毛穴の方におすすめです。皮脂の過剰分泌による毛穴の開きや、ニキビができやすい肌質では、油分が多いクリームは毛穴詰まりにつながる可能性があるため注意が必要です。その場合は、軽めの乳液やジェルタイプがおすすめです。
使用期間の目安
ナイアシンアミドは即効性がある成分ではないため、毎日継続することが大切です。肌のターンオーバーに合わせて、まずは1か月程度継続して使用することで、肌の変化を感じる方もいます。
他の効果が期待できる毛穴ケア成分と併用について
ナイアシンアミドと他の美容成分との併用についての解説と注意点は下記の通りです。
ビタミンCやビタミンC誘導体との併用
ビタミンC(アスコルビン酸)やビタミンC誘導体には、角栓の酸化を防ぐ作用や、コラーゲン生成を促す作用があります。そのため、黒ずみ毛穴の予防・改善や、毛穴の引き締めに効果が期待できます。
ナイアシンアミドと併用する場合は、テクスチャーの軽いものから重いものの順で使うことが基本です。同じテクスチャー(例えば美容液)であれば、なじみやすいビタミンCを先に使い、その後にナイアシンアミドを重ねます。
レチノールとの併用
レチノールはビタミンAの一種で、皮脂の分泌を整えたり、角質のターンオーバーを促したり、コラーゲン産生を促進などの働きがあります。開き毛穴やたるみ毛穴への効果が期待できる成分です。
ナイアシンアミドと併用する場合は、テクスチャーの軽いものから重いものの順に使うことが基本です。同じテクスチャー(例えば美容液)であれば、先にナイアシンアミドを使用することで、レチノールによる刺激を緩和できる可能性があります。
アゼライン酸との併用
アゼライン酸は、小麦やライ麦といった穀物に含まれている天然由来の成分である飽和ジカルボン酸です。皮脂分泌を適切にコントロールしたり、角化異常を整えて、毛穴詰まりを防ぎます。
また、妊娠中や授乳中でも安心して使用できる安全性の高い成分で、長期間使用できる点も特徴です。
ナイアシンアミドと併用する場合は、テクスチャーの軽いものから重いものの順に使うことが基本です。同じテクスチャー(例えば美容液)であれば、先にナイアシンアミドを使用することで、ナイアシンアミドのバリア機能改善や抗炎症作用で、アゼライン酸による刺激感を和らげられる可能性があります。
AHAやBHAなどのピーリング成分には角質除去効果があり、黒ずみ毛穴への効果が期待できます。
ナイアシンアミドと併用する場合は、テクスチャーの軽いものから重いものの順に使うことが基本です。同じテクスチャー(例えば美容液)であれば、ピーリング後に使用します。ピーリング直後の肌は刺激を感じやすいため、ナイアシンアミドでも刺激を感じることがあります。刺激を感じる場合は、ナイアシンアミドの濃度が低いものを選ぶ、使用タイミングをずらす(朝にナイアシンアミドを使い、夜にピーリングを使う)など工夫してお使いください。
ナイアシンアミドとの併用で気を付けたい使い方
ナイアシンアミドは比較的刺激の少ない成分で、併用できない成分は基本的にありません。ただし、高濃度の製品やピーリングとの組み合わせで肌に刺激を感じることがあるため、使い方に工夫が必要です。
例えば、
・同じタイミングで併用しない
・使用頻度を減らす
・部分使いする
など、使い方次第で毎日のケアに取り入れやすくなります。
毛穴に効果的なスキンケア
スキンケアの方法
洗顔はしっかり泡立て、肌をこすらず優しく洗います。すすぎはぬるま湯で肌に負担をかけないようにしましょう。洗顔にかける時間は30秒程度が目安です。
洗顔の目的は、余分な皮脂や汚れを落とすことです。脂性肌だからといって皮脂を落としすぎると、肌の乾燥を招き、逆に皮脂分泌が増えて、開き毛穴の原因になることがあります。「汚れだけを落とす」洗顔を意識することが大切です。
洗顔後は保湿をします。クリームなどのテクスチャーが重い製品は毛穴詰まりにつながる可能性があるため、軽いもので保湿剤で肌を整えるのがおすすめです。
ナイアシンアミドを使うタイミング
ナイアシンアミドは朝・夜にお使いいただけます。化粧水や美容液、乳液、クリームなどさまざまなスキンケア製品に配合されているので、スキンケア工程のどの部分でも取り入れていただけます。
使用時の注意点
ナイアシンアミドは製品によって濃度が異なり、1%以下の低濃度から20%前後の高濃度の製品まであります。高濃度の製品は肌に刺激を感じる場合があるため、初めて使用する場合は低濃度から始めることがおすすめです。
ナイアシンアミドは安全性が高く、妊娠中・授乳中もお使いいただけます。
毛穴悩みにはベーシックケアAZクリームがおすすめ
毛穴悩みにはベーシックケアAZがおすすめです。日本皮膚科学会認定の皮膚科専門医・野田真史医師が開発したドクターズコスメで、5つのフリー処方(着色料・香料・シリコン・鉱物油・アルコール不使用)です。
ニキビの治療薬としても使用されるアゼライン酸20%を配合しています。皮脂のコントロールや毛穴詰まりの予防効果が期待できるため、開き毛穴だけでなく、繰り返す吹き出物やざらつきが気になる方にもおすすめです。肌のバリア機能を整えるセラミドは、揺らぎやすい肌を整え健やかな肌へと導きます。
お使いいただく順番
洗顔→化粧水→美容液→乳液→ベーシックケアAZクリーム
使い方
適量を手に取り、気になる部分または顔全体に優しくなじませる
価格
通常購入3,300円(税込)、定期購入2,970円(税込)
ベーシックケアAZクリームの詳細はこちら
https://tokyoderm-online.com/shop/products/basiccareaz-cream
よくある質問
ベーシックケアAZクリームは敏感肌でも使えますか?
アゼライン酸は酸という特性上、使い始めにピリピリ感やそれに伴うかゆみなどの刺激を感じることがあります。
症状が気になる場合は、
・慣れるまで少量で小範囲から使う
・1日1回や1日おきなど使用する
など調整します。
刺激感は通常数日〜2週間程度で徐々に慣れてきますが、使う前よりも明らかにボツボツや赤みが増す場合は使用を中止し、皮膚科医に相談してください。
ベーシックケアAZクリームは妊娠中、授乳中も使用できますか?
妊娠中、授乳中の方も安心してご使用いただけます。
ベーシックケアAZクリームに配合されているアゼライン酸やナイアシンアミドは、皮膚科領域でも比較的安全性が高い成分として知られています。
ただし、妊娠中や授乳中は普段より肌が敏感になりやすいため、
・初めて使用する場合は少量から試す
・刺激や違和感を感じた場合は使用を中止する
など、ご自身の肌状態に合わせて無理のない範囲でお使いください。
毛穴悩みにはベーシックケアAZクリーム
毛穴悩みは、皮脂・乾燥・加齢など複数の要因が重なって起こるため、 「これだけ塗ればOK」という単純な解決策はありません。
ナイアシンアミドは、皮脂バランスを整える、肌のバリア機能をサポートする、ハリ・弾力低下による毛穴目立ちをケアするといった働きを持ち、黒ずみ・開き・たるみといった幅広い毛穴悩みに対応できる成分です。
ただし、効果を実感するためには、濃度・使用順・併用成分への配慮が重要になります。
特に、皮脂コントロールや毛穴詰まりが気になる方には、ナイアシンアミドとアゼライン酸を組み合わせたケアがおすすめです。
ベーシックケアAZクリームは、ナイアシンアミドとアゼライン酸を配合しています。毛穴・肌荒れ・ざらつきなど幅広い肌悩みにアプローチでき、敏感肌の方も使いやすい低刺激設計になっています。「刺激が心配」「何から始めればいいか分からない」という方でも取り入れやすいスキンケアです。
毛穴ケアは、正しい知識と継続が何より大切です。ご自身の毛穴タイプや肌状態に合わせて、ナイアシンアミド配合アイテム選びの参考にしてみてください。
記事執筆ドクター
池袋駅前のだ皮膚科 院長
野田 真史
経歴
2007年
東京大学医学部医学科卒業
2009年
東京大学医学部附属病院初期研修修了
2009年
東京大学皮膚科に入局し、東京大学医学部附属病院
2013年
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医取得
2014年
東京大学大学院医学系研究科卒業、医学博士
米国ロックフェラー大学 Instructor in Clinical Investigation
兼Associate Attending Physician
ニューヨーク州医師免許を取得
Master in translational science(MSc)取得2016年
東京大学医学部附属病院 皮膚科 助教
2018年
池袋駅前のだ皮膚科開院
資格
東京大学医学部医学科卒業 / 皮膚科専門医(日本皮膚科学会認定)/ 医学博士(東京大学大学院医学系研究科)/ ニューヨーク州医師免許 / ECFMG certificate(アメリカ医師国家試験合格証) / Master in translational science(米国ロックフェラー大学)/ 米国ロックフェラー大学皮膚科