頬や鼻の赤みがなかなか引かず、「保湿が足りないの?」「配合されている成分が合ってないの?」とスキンケア選びに迷っていませんか。
赤ら顔は、肌質や原因によって合うクリーム・避けるべき成分が大きく異なるため、「良さそうだから」という理由で選ぶと、かえって赤みが悪化してしまうこともあります。
この記事では、
・赤ら顔と酒さの違い
・赤ら顔に効果が期待できる成分
・逆に避けたい成分
・肌悩みタイプ別のクリーム選び
を医師の視点でわかりやすく解説します。
自分に合うクリームを見つけたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
赤ら顔と酒さの違いは?
赤ら顔と酒さには以下のような特長があります。
赤ら顔
赤ら顔とは、顔に赤みが出る状態の総称で病名ではありません。皮膚が薄いことや体質、一時的な刺激(寒暖差、運動、飲酒など)による血管の拡張によって起こります。特に、寒暖差、飲酒、辛い食べ物、紫外線、ストレス、摩擦、スキンケア刺激などによって悪化することがあります。
多くの場合は一時的ですが、赤みが長期間続く場合や悪化傾向がある場合は、酒さなどの皮膚疾患の可能性もあるため、皮膚科受診が推奨されます。
酒さ
顔にニキビのようなボツボツ(丘疹・膿疱)や持続する赤み、毛細血管の拡張、ヒリヒリ感、ほてりなどを伴う、慢性的な炎症性皮膚疾患です。進行すると鼻の皮膚が厚くなる(鼻瘤:びりゅう)ことがあります。
酒さは、自然に改善することは難しいと言われており、皮膚科での治療が必要となるケースが多いです。症状に応じて、外用薬・内服薬・レーザー治療などを組み合わせて治療するのが一般的です。
診断は必ず医療機関で
赤ら顔と酒さは見た目が似ていることから、自己判断が難しいため、皮膚科専門医の診察をおすすめします。
見た目が似ていても、赤ら顔と酒さは原因や治療法が異なり、自己判断で誤ったケアをすると、悪化する恐れがあります。
赤みが続く、悪化する、ひりつきやブツブツを伴う場合は、早めに皮膚科専門医に相談することをおすすめします。
市販クリームで期待できる効果
期待できる効果
肌のバリア機能を整え、乾燥や外部刺激から皮膚を保護する効果が期待できます。赤ら顔の多くは、肌のバリア機能が低下して刺激を受けやすい状態になっているため、適切な保湿を行うことで、ヒリヒリ感や赤みの悪化を防ぐことが大切です。
また、ナイアシンアミド(ビタミンB3)やグリチルリチン酸(甘草由来)、アラントインなどの赤ら顔・酒さをケアする成分を配合したクリームを選ぶことで、刺激による赤みをやわらげることが期待できます。
改善が難しい症状
毛細血管が線状や枝状に見えるタイプの毛細血管拡張は、改善させる薬剤は現在のところ確認されていないため、市販のクリームだけで改善することは難しいとされています。改善するには皮膚科でのレーザー治療が推奨されています。
赤ら顔におすすめの成分
・アゼライン酸
アゼライン酸は小麦やライ麦などの穀物に含まれている天然由来の飽和ジカルボン酸です。海外ではニキビや酒さの治療薬として30年以上使われており、アメリカやヨーロッパを中心に世界80ヵ国以上で承認されています。一方、日本では未承認医薬品のため化粧品やドクターズコスメとして配合されています。
アゼライン酸は副作用の少なさや安全性から長期的に使用しやすい成分とされており、妊娠中や授乳中でも使用できます。
炎症を抑える作用で酒さの赤みに対する改善効果が確認されており、一部の赤ら顔の赤みにも効果が期待できます。
・ナイアシンアミド
ナイアシンアミドは、赤みをケアする作用があり、赤ら顔による赤みへの効果が期待できます。さらに、セラミドの産生を促したり、肌のバリア機能を高めたりする作用もあるため、外的刺激で赤くなりやすいタイプの方に特に適しています。
・セラミド
セラミドは高い保湿力を持ち、肌バリア機能の改善が期待できる成分です。セラミドが不足すると肌のバリア機能が低下し、赤み、ひりつきなどの肌荒れが起こりやすくなります。
また、セラミド配合の保湿剤を使用することで、角質中のセラミド含有量が増加することが報告されています。
避けたい成分
赤ら顔の方には、アルコール(エタノール)、サリチル酸(BHA)やグリコール酸(AHA)などのピーリング成分や、高濃度ビタミンC、高濃度レチノールなどが刺激となる可能性があるため注意が必要です。
赤ら顔の肌は、もともとバリア機能が低下していて刺激を受けやすい状態のため、刺激が強い成分や高濃度の製品を使用すると、刺激を強く感じる場合があります。
・レチノール
特に高濃度レチノールは皮むけや赤みを起こしやすく、赤ら顔が悪化する要因になることがあります。
・ビタミンC、アルコール
アルコールは乾燥やピリつきを引き起こしやすく、酸性度が高いビタミンC製品はヒリヒリ感の原因になることがあります。刺激の強い成分が入ったアイテムは避け、低刺激でバリア機能を整える製品を選ぶことが大切です。
・ヘパリン類似物質
ヘパリン類似物質は血行が促進する作用があるため、人によっては赤みが増すことがあります。
肌悩み別 クリームの選び方
1. 乾燥・敏感肌ベースの赤み
低刺激・敏感肌向け製品の中から、保湿重視のクリームを選ぶことが大切です。肌のバリア機能を補い、外部刺激から守る役割を持つ成分のセラミド、ワセリン、スクワラン、グリセリンなどがおすすめです。一方で、アルコール(エタノール)・メントール・香料などは刺激になりやすく、赤みやひりつきを悪化させることがあるので、できるだけ避けましょう。
2. 二キビ併発タイプの赤み
ノンコメドジェニック処方の製品の中から選ぶことが重要です。アゼライン酸、ナイアシンアミド、グリチルリチン酸など赤みやボツボツを抑える成分が配合されたクリームがおすすめです。
油分が多くテクスチャの重いクリームやワセリン単剤は毛穴詰まりを起こしやすく、ニキビや赤みが悪化する可能性があるため注意が必要です。軽い使用感のジェルや乳液タイプを選ぶとよいでしょう。
3.ほてりが強いタイプの赤み
低刺激、敏感肌向けの製品を選ぶことが基本です。ナイアシンアミドやアゼライン酸など、炎症や赤みを和らげる効果が期待できる成分が配合された製品がおすすめです。
また、ヘパリン類似物質は血行促進作用があるため、、かえってほてりが増強する可能性があります。そのため血行促進作用がないセラミドなどの成分が入ったクリームを選ぶのがおすすめです。
赤ら顔に効果的なベーシックケアAZクリーム
ベーシックケアAZクリームは、アゼライン酸を配合した低刺激処方のスキンケアクリームです。敏感肌・乾燥肌・脂性肌・混合肌など、肌タイプを問わずお使いいただけます。
日本皮膚科学会認定の皮膚科専門医である野田真史医師が開発したドクターズコスメで、着色料・香料・シリコン・鉱物油・アルコールを使用しない5つのフリー処方です。
ニキビの治療薬としても使用されるアゼライン酸20%を配合。アゼライン酸とナイアシンアミドにより、肌の赤みを和らげる効果が期待できます。
さらにセラミドがうるおいを与え、肌のバリア機能をサポートします。赤みが気になる部分のポイントケアにもおすすめです。従来のスキンケアで刺激を感じやすい方や、妊娠中・授乳中の方にもご使用いただけます。
使い方は、洗顔、化粧水、美容液、乳液、ベーシックケアAZクリームの順番で使います。
▼ベーシックケアAZクリームについて詳しく見る
https://tokyoderm-online.com/shop/products/basiccareaz-cream
注意点
アゼライン酸は酸という特性上、使い始めにピリピリ感やそれに伴うかゆみなどの刺激を感じることがあります。症状が気になる場合は、慣れるまで少量で小範囲から使う、1日1回や1日おきなど使用するなど調整します。
刺激感は通常数日〜2週間程度で徐々に慣れてきますが、使う前よりも明らかにボツボツや赤みが増す場合は使用を中止し、皮膚科医に相談してください。
費用
ベーシックケアAZクリーム
通常購入3,300円(税込)
定期購入2,970円(税込)
よくある質問
ベーシックケアAZクリームはラインで使った方が良いですか?
ベーシックケアAZクリーム単独でもお使いいただけます。ベーシックケアAZシリーズの他の製品と組み合わせていただくのもおすすめです。
ベーシックケアAZクリームは治療薬と併用できますか?
治療薬と併用することも可能です。まずは化粧水やクリームなどで肌を整え、スキンケアの最後に治療薬を使用してください。
現在お使いの治療薬やスキンケア用品と併用できるか不安な場合は、かかりつけの皮膚科専門医に相談してください。
赤ら顔のクリームで悩んだら、ベーシックAZクリーム
赤ら顔のスキンケアで迷ってしまう理由の多くは、 「何が原因で赤くなっているのか分からない」ことにあります。
だからこそ、
✔ 刺激になりにくい
✔ 赤ら顔や酒さをケアできる成分が入っている
✔ バリア機能をサポートできる
という基本をしっかり押さえたクリームを選ぶことが、遠回りしないコツです。
ベーシックケアAZクリームは、 赤ら顔に配慮した成分設計と低刺激処方で、 毎日のケアに無理なく取り入れやすいクリームです。
「まずは肌を落ち着かせたい」 「今のスキンケアが合っているか不安」 そんな方は、赤みが出やすい部分のポイントケアから始めてみるのもよいでしょう。
記事執筆ドクター
池袋駅前のだ皮膚科 院長
野田 真史
経歴
2007年
東京大学医学部医学科卒業
2009年
東京大学医学部附属病院初期研修修了
2009年
東京大学皮膚科に入局し、東京大学医学部附属病院
2013年
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医取得
2014年
東京大学大学院医学系研究科卒業、医学博士
米国ロックフェラー大学 Instructor in Clinical Investigation
兼Associate Attending Physician
ニューヨーク州医師免許を取得
Master in translational science(MSc)取得2016年
東京大学医学部附属病院 皮膚科 助教
2018年
池袋駅前のだ皮膚科開院
資格
東京大学医学部医学科卒業 / 皮膚科専門医(日本皮膚科学会認定)/ 医学博士(東京大学大学院医学系研究科)/ ニューヨーク州医師免許 / ECFMG certificate(アメリカ医師国家試験合格証) / Master in translational science(米国ロックフェラー大学)/ 米国ロックフェラー大学皮膚科