アゼライン酸クリームの効果と選び方|ニキビ・赤ら顔ケアにおすすめの使い方を皮膚科専門医が解説

アゼライン酸は、世界各国でニキビや酒さの治療薬として、30年以上使用されている天然由来の整肌成分です。安全性が高く、万能な成分として近年注目されています。

本記事では、アゼライン酸配合クリームの特徴や正しい使い方、注意点をわかりやすく解説します。肌荒れや乾燥による赤みに悩んでいる方、日常のスキンケアに取り入れたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

アゼライン酸とは?

アゼライン酸とは、小麦やライ麦などの穀物に含まれる天然由来の成分です。欧米では30年以上にわたり、ニキビや酒さ治療の医薬品成分として使用されており、現在は世界80ヵ国以上で、ニキビ治療薬として承認されています。日本では医薬品としては未承認ですが、近年は整肌成分として化粧品にも配合されるようになり、注目を集めています。肌荒れや乾燥による赤みが気になる方、肌のキメやざらつきをなめらかに整えたい方などに向いている成分です。

アゼライン酸クリームの主な効果

ここでは、アゼライン酸クリームの主な効果を見ていきましょう。

1.ニキビの原因菌を抑える

肌をすこやかに保ち、ニキビができにくい環境に整え、毛穴詰まりを防ぐサポートをします。過剰な皮脂や古い角質をやわらげてくれるため、繰り返しできるニキビが気になる方にも使いやすい成分です。

2.赤ら顔・酒さをやさしくケア

うるおいを与えることで乾燥や肌荒れによる赤みを目立ちにくくし、肌のゆらぎをやさしくケアします。海外では、酒さの治療やケア目的で使用されています。

乾燥や紫外線などの刺激により赤みが出やすい季節でも、肌のコンディションを整えたいという方に向いています。

3.毛穴の黒ずみを整える

皮脂や角質のバランスを整え、毛穴詰まりを防ぐサポートをします。毛穴の開きや黒ずみ感を目立ちにくくし、明るい印象の肌へと導きます。肌表面を整えることで、保湿アイテムのなじみもよくなります。

アゼライン酸配合クリームの正しい使い方

ここでは、アゼライン酸配合クリームの正しい使い方を見ていきましょう。

使用する順番

アゼライン酸配合クリームは、スキンケアの最後に使うのが基本です。

  1. 洗顔:たっぷりの泡でやさしく洗顔し、皮脂や汚れを落とす

  2. 化粧水・乳液:肌にうるおいを与え、乾燥を防ぐ

  3. アゼライン酸クリーム:適量を手に取り、顔全体または気になる部分にやさしくなじませる

皮膚の薄い部分や、傷・炎症のある部位は避けてください。紫外線による刺激を防ぐため、朝にアゼライン酸クリームを使用する場合は、最後に日焼け止めを塗りましょう。

使用量と頻度の目安

使用量はパール粒ほどを、肌の状態に合わせて1日1〜2回が目安です。初めて使う場合は夜のみなど、少量・小範囲から試すと安心です。乾燥を感じるときは、使用前後の保湿ケアを丁寧に行いましょう。

効果が出るまでの期間の目安

アゼライン酸は、ゆるやかに働く成分です。個人差はありますが、肌の調子の変化を感じるまで数週間〜2〜3カ月ほどかかる場合もあります。すぐに変化が見られなくても、焦らず肌の様子を見ながら継続しましょう。

アゼライン酸クリームを使用する際の注意点

ここでは、アゼライン酸クリームを使用する際の注意点を解説します。

使用初期のピリピリ感・乾燥

アゼライン酸は酸性の性質をもつ成分のため、使い始めに軽いピリピリ感やかゆみ、乾燥を感じることがあります。これらの症状は一時的な反応であることが多く、1週間ほどで落ち着くケースがほとんどです。

刺激を感じた場合は、保湿ケアを丁寧に行い、使用量を減らしたり、夜のみにしたりするなどして調整しましょう。ただし、使用前よりも明らかに赤みやボツボツなどが増えた場合は、使用を中止し皮膚科医に相談してください。

併用に注意が必要な成分

基本的に、アゼライン酸は併用禁忌な成分はありません。ただし、ピーリング剤(AHA・BHA)や高濃度レチノール、高濃度ビタミンCなどの成分と併用すると、刺激を感じやすくなる場合があります。併用する際は、使用頻度や使用するタイミングを調整しながら、肌の様子を見ながら使用するようにしましょう。

ニキビ跡ケア

アゼライン酸は、肌をなめらかに整えるサポート成分として、ニキビ跡のケアにも用いられています。ただし、ニキビが赤く腫れているなど炎症が強い状態では、一時的に刺激を感じることがあります。その場合は、肌の状態を見ながら使用し、無理のないペースで取り入れるのがおすすめです。

ベーシックケアAZクリームの特徴

ベーシックケアAZクリームは、皮膚科専門医が開発した高濃度アゼライン酸(20%)配合のクリームです。セラミドを配合し、乾燥や皮脂バランスが気になる肌をすこやかに整えます。

着色料や香料・アルコールなどを含まないフリー処方で、敏感肌の方にも配慮しています。やさしい使用感で毎日のケアに取り入れやすく、均一で明るい印象の肌を目指したい方にぴったりです。

商品についてさらに詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。

アゼライン酸クリームに関するよくある質問

ここでは、アゼライン酸クリームに関してよく寄せられる質問に回答しました。

Q:アゼライン酸は何日おきに塗りますか?

アゼライン酸クリームは、1日1〜2回、毎日使用できます。ピリピリ感などの刺激感が苦手な方は、使用する頻度を減らす、少量・小範囲から使用しても問題ありません。

Q:アゼライン酸は朝と夜どちらがいいですか?

朝・夜どちらでも使用できます。朝に使う場合は、必ず日焼け止めを併用してください。

Q:アゼライン酸とレチノールはどちらを先に塗った方がいいですか?

レチノールは美容液に配合されていることが多いため、レチノール後にテクスチャが重いアゼライン酸クリームを使用する順番がおすすめです。併用して刺激を強く感じやすい場合は、朝、夜と使うタイミングを分けたり、使用する日にちを分けて取り入れるようにしましょう。

アゼライン酸クリームですこやかな肌を目指しましょう

アゼライン酸配合クリームは、肌をなめらかに整え、ニキビ・赤ら顔・毛穴の黒ずみなど幅広い肌悩みにアプローチできます。

刺激を感じやすい方は少量から始め、洗顔・保湿の後に使いましょう。朝に使用する場合は、紫外線対策を忘れずに行なってください。使い始めは軽いピリピリ感や乾燥を感じることもありますが、これらの症状は一時的で1週間ほどで落ち着くケースがほとんどです。

毎日のスキンケアにアゼライン酸クリームを取り入れることで、肌をすこやかに整え、透明感のある肌づくりをやさしくサポートします。

野田先生写真

記事執筆ドクター

池袋駅前のだ皮膚科 院長

野田 真史

経歴

  • 2007年

    東京大学医学部医学科卒業

  • 2009年

    東京大学医学部附属病院初期研修修了

  • 2009年

    東京大学皮膚科に入局し、東京大学医学部附属病院

  • 2013年

    日本皮膚科学会認定皮膚科専門医取得

  • 2014年

    東京大学大学院医学系研究科卒業、医学博士
    米国ロックフェラー大学 Instructor in Clinical Investigation
    兼Associate Attending Physician
    ニューヨーク州医師免許を取得
    Master in translational science(MSc)取得

  • 2016年

    東京大学医学部附属病院 皮膚科 助教

  • 2018年

    池袋駅前のだ皮膚科開院

資格

東京大学医学部医学科卒業 / 皮膚科専門医(日本皮膚科学会認定)/ 医学博士(東京大学大学院医学系研究科)/ ニューヨーク州医師免許 / ECFMG certificate(アメリカ医師国家試験合格証) / Master in translational science(米国ロックフェラー大学)/ 米国ロックフェラー大学皮膚科