毛穴の角栓が繰り返しできて、悩んでいませんか。角栓や毛穴詰まりには、皮脂や古い角質の蓄積、毛穴まわりの角化の乱れなどが関係しています。この記事では、角栓ができる仕組みと、毛穴詰まりを繰り返しにくくするケアの選び方について解説します。あわせてアゼライン酸が角化や毛穴詰まりのケアにどのように関わるのかも紹介します。
アゼライン酸は角栓に効果が期待できる?
アゼライン酸は角栓を取り除く成分ではありませんが、毛穴詰まりを繰り返しにくくするケアとして取り入れやすい成分です。
アゼライン酸は角栓そのものを溶かして取り除く成分ではない
アゼライン酸は、毛穴に詰まった角栓を物理的に除去したり、溶かして取り除いたりする成分ではありません。サリチル酸のように古い角質をはがれやすくする成分とは、作用の仕方が異なります。
そのため、今ある角栓をすぐになくしたいという目的にはあまり向いていません。アゼライン酸は即効性よりも、日々のケアで毛穴詰まりを繰り返しにくい肌を目指すための成分です。
毛穴詰まりを繰り返しにくくするケア成分
アゼライン酸には、角化細胞の増殖や分化に関わる作用があるとされています。ニキビの初期段階である面皰(めんぽう)は、皮脂や角質が毛穴に蓄積し、毛穴が詰まることで生じます。
アゼライン酸は、このような毛穴詰まりや面皰を繰り返しにくくするケア成分として、刺激が気になる方でも取り入れやすいのが特徴です。
皮脂分泌や毛穴の角化の乱れに着目した成分
アゼライン酸は、皮脂分泌や毛穴周囲の角化を整える作用、赤みをケアする作用をもつ成分として知られています。角栓を直接取り除くのではなく、毛穴詰まりの背景にある肌の状態にアプローチする点が、ほかの角質ケア成分との違いです。
角栓ができる原因
角栓は、ひとつの原因だけでなく、皮脂や古い角質、毛穴まわりの角化の乱れなどが重なることで形成されます。
皮脂分泌の増加
ホルモンバランスの変化や体質、スキンケアの影響などにより皮脂分泌が増えると、皮脂と古い角質が混ざり合い、毛穴が詰まりやすくなります。
とくに鼻やおでこなどのTゾーンは皮脂分泌が活発で、角栓や毛穴詰まりが目立ちやすい部位です。
毛穴周囲の角化の乱れにより古い角質がたまる
本来、古い角質は自然に剥がれ落ちますが、毛穴周囲の角化が乱れると、古い角質が毛穴の出口や毛包内にとどまりやすくなります。その結果、皮脂と角質が混ざり合い、毛穴詰まりや角栓につながることがあります。
乾燥や摩擦、洗いすぎなどは角層の状態を乱す要因になるため、日頃のスキンケアでも注意が必要です。
毛穴内で皮脂と角質が混ざり角栓になる
角栓は、毛穴の中で皮脂と古い角質が混ざり合うことで形成されます。皮脂だけでなく、角質がたまりにくい肌状態を保つケアも大切です。
角栓が毛穴にとどまった状態が続くと、皮脂の酸化などにより黒っぽく見えることがあります。いわゆる「イチゴ鼻」や黒ずみ毛穴の一因です。
また、毛穴詰まりはニキビの初期段階である面皰(めんぽう)とも関係しています。毛穴の詰まりに皮脂分泌やアクネ菌の増殖、炎症などが加わることで、赤みや膿を伴うニキビへ進行することもあります。ただし、角栓があるからといって必ずニキビになるわけではありません。
角栓を一時的に取り除いても、皮脂や古い角質が毛穴にたまりやすい状態が続くと、再び角栓が目立つことがあります。無理に押し出すケアではなく、洗顔・保湿・角質ケアを組み合わせながら、毛穴詰まりを繰り返しにくい肌状態を目指すことが大切です。
アゼライン酸が毛穴詰まりケアの選択肢となる理由
角栓は皮脂・角化・炎症など複数の要因が重なって生じます。アゼライン酸はこれらの要因に幅広く着目した成分として、毛穴詰まりケアの選択肢のひとつとして注目されています。
皮脂が多い肌のケアに取り入れられることがある
皮脂が多い肌では、毛穴に皮脂や古い角質がたまりやすく、角栓やざらつきが目立つことがあります。アゼライン酸は、このような皮脂や角質による毛穴詰まりが気になる肌のケアに用いられることがある成分です。
ニキビ向けのスキンケアで刺激を感じやすい方や、レチノールが合わなかった方も、比較的取り入れやすい成分です。
毛穴詰まりの原因となる角化の乱れにアプローチする成分
毛穴の出口付近で角質が厚くなると、皮脂の排出が妨げられ、毛穴詰まりの原因になります。アゼライン酸には、こうした毛穴周囲の角化に関わる作用があるとされています。
海外の研究では、アゼライン酸の外用により毛包内の角質の蓄積が軽減し、角化の状態に変化がみられたとする報告もあります。[1]角栓を直接取り除く成分ではありませんが、毛穴詰まりが起こりにくい肌状態を目指すケアに向いています。
ニキビ(コメド)傾向のある肌のケアにも用いられることがある
コメド(面皰)とは、皮脂や古い角質によって毛穴が詰まったニキビの初期段階です。角栓があるからといって必ずニキビになるわけではありませんが、毛穴詰まりが続くことでニキビにつながる場合があります。
日本皮膚科学会の尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドラインでも、アゼライン酸外用は尋常性痤瘡対する治療の選択肢のひとつとして記載されています。[2]
角栓ケアをする際の正しい使い方
アゼライン酸を角栓ケアに取り入れる際は、使い方のポイントを押さえることが大切です。
少量から開始する
アゼライン酸は比較的穏やかに作用する成分ですが、使い始めにピリピリ感やかゆみ、赤みを感じることがあります。最初は少量・小範囲から始め、肌の様子を見ながら使用量や頻度を調整しましょう。
敏感肌や乾燥しやすい肌の方は、毎日ではなく数日に1回、夜のみから始める方法もあります。赤みや刺激感が強い場合は無理に使用を続けず、中止して皮膚科専門医へ相談してください。
保湿ケアと併用する
アゼライン酸を使うと、肌質によっては乾燥やつっぱりを感じることがあります。洗顔後はできるだけ早めに保湿を行い、肌のうるおいを保つことが大切です。
乾燥しやすい方は、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分を含むスキンケアを組み合わせると、乾燥を防ぎながら継続しやすくなります。
角栓ケアでやりがちなNG習慣
よかれと思っておこなっているケアが、かえって毛穴詰まりを悪化させていることがあります。
指やピンセットで無理に押し出す
角栓を指や爪、ピンセットで無理に押し出すと、毛穴まわりの皮膚を傷つけることがあります。刺激によって炎症を起こしたり、毛穴トラブルが悪化する可能性があるため、自己流で無理に押し出すケアは避けましょう。
ニキビがある場合は、つぶすことでニキビ跡や色素沈着につながることもあるため注意が必要です。
スクラブや毛穴パックを頻繁に使う
スクラブや毛穴パックは、一時的に角栓が取れたように感じることがあります。しかし、頻繁に使うと摩擦や刺激によって肌へ負担がかかる可能性があります。
皮脂を落としすぎて乾燥させる
強い洗浄や過度な洗顔は、肌に必要なうるおいを奪い、乾燥やひりつき、赤みにつながることがあります。
皮脂を必要以上に取り除こうとするのではなく、やさしい洗顔で汚れを落とし、洗顔後はすぐに保湿することを意識しましょう。
アゼライン酸と他の毛穴ケア成分の違い
毛穴ケアに使われる成分にはいくつかの種類があり、それぞれアプローチのしかたが異なります。
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成分 |
主な作用 |
角栓・毛穴詰まりとの関係 |
注意点 |
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アゼライン酸 |
角化・炎症・アクネ菌に着目した作用 |
毛穴詰まりやコメドのケアに使われることがある |
ピリつき、乾燥、かゆみを感じることがある |
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サリチル酸 |
古い角質をはがれやすくする |
毛穴詰まりや角質ケアに使われることがある |
赤み、乾燥、刺激を感じることがある |
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レチノール |
肌のターンオーバーやキメに着目したケア |
毛穴目立ちやざらつきのケアに使われることがある |
赤み、乾燥、刺激を感じることがある |
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外用レチノイド |
毛包内に角化異常に着目した作用 |
コメドやニキビ治療で使われる |
赤み、乾燥、皮むけ、刺激を感じることがある |
アゼライン酸とサリチル酸の違い
サリチル酸はBHAの一種で、角層の細胞同士の結びつきに働きかけ、古い角質をはがれやすくする作用があります。コメドや毛穴詰まりに対する角質ケアに使われることがある成分です。
一方、アゼライン酸は角質を剥がすことを目的とした成分ではなく、毛穴周囲の角化や毛穴詰まりに着目したケア成分として知られています。どちらも肌質によって赤みや乾燥、刺激を感じることがあるため、敏感肌の方は少量・低頻度から始めるのが無難です。
両方を併用する場合は、肌状態をみながら使用頻度やタイミングを調整しましょう。
アゼライン酸とレチノールの違い
レチノールは、ビタミンA(レチノイド)に分類される成分で、化粧品では肌のキメやなめらかさを整える目的で配合されています。一方、アゼライン酸はレチノイドとは異なる仕組みをもつ成分で、毛穴周囲の角化や肌荒れに着目した成分として知られています。
ニキビ治療で、アダパレンや過酸化ベンゾイルで刺激を感じやすい方の選択肢として検討するケースもあります。
レチノールは、使い始めに赤みや乾燥、皮むけ、刺激を感じることがあります。また、妊娠中はトレチノインやアダパレンなどの外用レチノイドの使用を避けることが推奨されています。アゼライン酸は妊娠中・授乳中のニキビケアで選択肢となる場合もありますが、使用前に医師へ相談しましょう。
ベーシックケアAZシリーズがおすすめな理由
ベーシックケアAZシリーズは、皮膚科専門医が監修・開発した、毛穴詰まりやざらつきが気になる肌向けのスキンケアシリーズです。
皮脂・ざらつき・毛穴トラブルが気になる肌を整える
ベーシックケアAZシリーズは、アゼライン酸やアゼライン酸誘導体*1、ナイアシンアミドを配合しており、皮脂やざらつきが気になる肌を整えるスキンケアシリーズです。
角栓ケアでは皮脂を落とすだけでなく、角質やうるおいのバランスを整えることも大切です。毛穴詰まりが気になる肌の毎日のケアに取り入れやすいシリーズとして設計されています。
肌荒れしにくい肌環境をサポート
ニキビや肌荒れが気になる肌は、皮脂や角質、乾燥など複数の要因でコンディションが乱れやすくなります。ベーシックケアAZシリーズは、肌をすこやかに保ちながら、毛穴詰まりやざらつきが気になる肌を整えるケアとして取り入れやすいシリーズです。
乳液・クリアローション・ウォッシュは、着色料・香料・シリコン・鉱物油・アルコール不使用の5つのフリー処方で、刺激が気になる肌にも使いやすい設計です。
セラミド・ヒアルロン酸配合で保湿ケア
角栓ケアでは、皮脂や古い角質を落とすことだけに偏らず、保湿で肌を整えることも大切です。
クリアローションは15種類のアミノ酸によるうるおいケア、乳液・クリームにはセラミド(EOP・NP・AP)とヒアルロン酸Naを配合しています。ウォッシュはヒト型セラミド3種と19種類のアミノ酸を配合したアミノ酸系洗顔料で、うるおいを守りながらやさしく洗い上げます。
*1 アゼロイルジグリシンK
料金
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製品名 |
通常購入 |
定期購入 |
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ベーシックケアAZ(乳液) |
4,400円(税込) |
3,960円(税込) |
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ベーシックケアAZクリーム |
3,300円(税込) |
2,970円(税込) |
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ベーシックケアAZクリアローション |
4,400円(税込) |
3,960円(税込) |
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ベーシックケアAZウォッシュ |
3,850円(税込) |
3,465円(税込) |
よくある質問
Q.アゼライン酸で角栓はすぐに取れますか?
A.アゼライン酸は、角栓を溶かしたり物理的に取り除いたりする成分ではありません。
角化や毛穴詰まりに着目した成分のため、即効性を感じにくいことがあります。毛穴詰まりを繰り返しにくくするには、数週間から数か月の継続使用が大切です。
Q.毛穴パックとアゼライン酸は併用できますか?
A.併用自体は可能ですが、毛穴パックは頻繁に使うと摩擦や刺激につながることがあります。
角栓ケアでは、パックで一時的に取り除くよりも、やさしい洗顔と保湿、角質ケアを組み合わせた継続的なケアを意識しましょう。
Q.角栓ケアはどのくらいの期間続ければよいですか?
A.アゼライン酸はゆるやかに肌を整える成分のため、数週間から数か月の継続がひとつの目安です。
毛穴詰まりやざらつきが気になる肌では、ある程度の期間使い続けることで肌の調子が整ってきたと感じる方もいます。すぐに変化がみられなくても、焦らず肌の様子を見ながら続けてみてください。
角栓が気になる方に、ベーシックケアAZシリーズ
角栓や毛穴詰まりが繰り返し気になる肌では、皮脂を取り除くだけでなく、角質やうるおいのバランスを整えるケアが大切です。アゼライン酸は角化や毛穴詰まりに着目した成分として、毎日のスキンケアに取り入れやすい選択肢のひとつです。
ベーシックケアAZシリーズは、皮膚科専門医(野田真史医師)が監修・開発したスキンケアシリーズです。角栓やざらつき、毛穴詰まりが気になる方は、ぜひ毎日のケアに取り入れてみてください。
【参考文献】
[1]https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/2475995/
[2]https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/zasou2023.pdf
記事執筆ドクター
池袋駅前のだ皮膚科 院長
野田 真史
経歴
2007年
東京大学医学部医学科卒業
2009年
東京大学医学部附属病院初期研修修了
2009年
東京大学皮膚科に入局し、東京大学医学部附属病院
2013年
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医取得
2014年
東京大学大学院医学系研究科卒業、医学博士
米国ロックフェラー大学 Instructor in Clinical Investigation
兼Associate Attending Physician
ニューヨーク州医師免許を取得
Master in translational science(MSc)取得2016年
東京大学医学部附属病院 皮膚科 助教
2018年
池袋駅前のだ皮膚科開院
資格
東京大学医学部医学科卒業 / 皮膚科専門医(日本皮膚科学会認定)/ 医学博士(東京大学大学院医学系研究科)/ ニューヨーク州医師免許 / ECFMG certificate(アメリカ医師国家試験合格証) / Master in translational science(米国ロックフェラー大学)/ 米国ロックフェラー大学皮膚科