保湿成分として多くの方に認知されている「セラミド」ですが、どのような効果があるかご存知ですか?
今回はセラミドの効果や取り入れ方などについて詳しくご紹介します。


・バリア機能を高める
いずれもセラミド単体の効果ではなく、セラミドを補うことで期待できる効果です。
・肌が荒れやすい方
・アトピー性皮膚炎の方
・酒さの方
・ダウンタイム中や花粉で肌が敏感な時期
セラミドは乾燥肌や敏感肌に推奨されている成分だと思いがちですが、健やかな肌を保つために必要不可欠な成分なので全ての肌質の方におすすめです。中でも特に肌に不足しているといわれている、アトピー性皮膚炎や酒さの方に推奨されています。




いかがでしたか?保湿成分としてなんとなく知られている「セラミド」。
実は健やかな肌を保つために必要不可欠な成分です。まだ取り入れていない方はぜひ保湿ケアに取り入れてみてはいかがですか?
今回はセラミドの効果や取り入れ方などについて詳しくご紹介します。

セラミドとは
胞間脂質」の約50%を占める成分で、層状の構造(ミルフィーユ状)で重なる「ラメラ構造」の働きにより健康でうるおいに満ちた肌を保つことができます。「ラメラ構造」は非常に高いバリア効果があり、ほこりや乾燥などの外部刺激から肌を守り水分を逃さない役割があります。その機能が正常に働くことで私たちの肌を健やかに保つことができるため、セラミドは私たちの肌に必要不可欠な成分です。
効果
・保湿効果・バリア機能を高める
いずれもセラミド単体の効果ではなく、セラミドを補うことで期待できる効果です。
こんな人におすすめ
・全ての肌質・肌が荒れやすい方
・アトピー性皮膚炎の方
・酒さの方
・ダウンタイム中や花粉で肌が敏感な時期
セラミドは乾燥肌や敏感肌に推奨されている成分だと思いがちですが、健やかな肌を保つために必要不可欠な成分なので全ての肌質の方におすすめです。中でも特に肌に不足しているといわれている、アトピー性皮膚炎や酒さの方に推奨されています。

実はセラミドは減っていく
セラミドは元々私たちの肌から生まれてくる成分の一つですが、実は年齢とともに減少していきます。個人差がありますが50代では20代の約半分ほどに減るといわれているため、セラミドが著しく減少する30代以降からはセラミドを外から補充してあげることも大切です。セラミドが不足すると
バリア機能が低下します。バリア機能が充分に機能できず外部刺激を受けやすくなると肌荒れしやすくなります。また、角質の水分が外へ逃げてしまうことで肌にうるおいがなくなり、かさつきやすくなったり肌のハリが失われてしまいます。
セラミドの取り入れ方
セラミドは食事やスキンケアで取り入れることが可能です。セラミド含有の保湿剤を使うと角層中のセラミド含有量も増えることが示されているので、スキンケアでは主に化粧水、乳液、クリームなどの保湿ケアにセラミドを取り入れることがおすすめです。
他の成分との併用
セラミドは全ての成分と併用可能です。刺激を感じやすいレチノールやビタミンCなどとも相性がよく、セラミドが配合されている保湿剤でしっかり保湿することで刺激を軽減することができます。セラミドをサポートする成分
様々な肌悩みにも万能なナイアシンアミドがおすすめです。ナイアシンアミドは角質におけるセラミドの生成促進作用やバリア機能の改善、保湿効果もあるためセラミドと併用して使用することで、セラミドの効果をより引き出すことができます。
いかがでしたか?保湿成分としてなんとなく知られている「セラミド」。
実は健やかな肌を保つために必要不可欠な成分です。まだ取り入れていない方はぜひ保湿ケアに取り入れてみてはいかがですか?
記事執筆ドクター
池袋駅前のだ皮膚科 院長
野田 真史
経歴
2007年
東京大学医学部医学科卒業
2009年
東京大学医学部附属病院初期研修修了
2009年
東京大学皮膚科に入局し、東京大学医学部附属病院
2013年
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医取得
2014年
東京大学大学院医学系研究科卒業、医学博士
米国ロックフェラー大学 Instructor in Clinical Investigation
兼Associate Attending Physician
ニューヨーク州医師免許を取得
Master in translational science(MSc)取得2016年
東京大学医学部附属病院 皮膚科 助教
2018年
池袋駅前のだ皮膚科開院
資格
東京大学医学部医学科卒業 / 皮膚科専門医(日本皮膚科学会認定)/ 医学博士(東京大学大学院医学系研究科)/ ニューヨーク州医師免許 / ECFMG certificate(アメリカ医師国家試験合格証) / Master in translational science(米国ロックフェラー大学)/ 米国ロックフェラー大学皮膚科